壺齋散人の旅
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ソウル滞在記



横、今の二子とは一昨年に上海、昨年には北京に旅を共にせり。今年は杭州など江南を旅せんと誘ひしが、長期の休暇とりがたしとて実現せず、余単身にして旅行せり。その後年も押し迫る頃になりて彼ら短期の休暇ならば取得すべしと申し越せしかば、ともにソウルに旅せんと欲す。

余いまだ韓国に旅せしことなし。韓国は日本に最も近き国にして、文化的にも歴史的にも深き因縁あり。言語などは兄弟語といひても差し支へなきほど共通するところあり。その割に余の韓国を理解すること中国を理解するにも及ばざるを恥ず。それ故こたびは韓国理解の端緒としてソウルを訪問せんと思ひ至りしなり。

前回(江南)と同じ旅行会社(HIS)に依頼し、現地ガイド及び食事つき三泊四日のツアーコースを選択す。費用は一人当たり四万五千円ほどなり。江南旅行に比して割高なるは、韓国の物価水準中国よりも高きが故なり。しかもホテルの格、食事の内容とも江南がはるかに勝れるを如何せん。

さはされど、日頃懇意のものと気楽に旅することを得て、聊か命の延びる思ひをなせり。また韓国文化にかかる余の理解も聊か進みたりといふべし。

以下、旅の印象を記して他日の忘却に備へんとす。名付けて「ソウル滞在記」となす。



ソウルへ:ソウル滞在記 その一
宗廟、昌徳宮:ソウル滞在記 その二
東九陵:ソウル滞在記その三
韓国式エステ:ソウル滞在記その四
水原華城:ソウル滞在記その五
韓国宮廷料理と民俗劇場:ソウル滞在記その六
帰国 ソウル滞在記その七
ソウルの印象:ソウル滞在記 補遺






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