あひるの会のみんなが四国に旅行したのは、
去年(平成十三年) の十二月のことです。
あれから一年がたちました。
今年は、中国地方の西の方へ行ってみることにしました。

飛行機に乗って広島まで行き、そこからバスに乗って
山口や萩や津和野の町々を巡ってみようというものです。

メスのシズちゃんあひるとタンちゃんあひる、オスのハヤさんあひる、
ミーさんあひる、カトちゃんあひる、少尉あひる、アンちゃんあひる、
ヨコちゃんあひる、イマちゃんあひる、それにえかきあひるが参加しました、
フクちゃんあひるとオオさんあひるは用事があって加われませんでした。

飛行機を下りて、最初に訪れたのは、原爆ドームです。
ちょうど修理工事の最中で、パイプの足場や、白い幕がかけられていましたが、鉄の骨組みのむきだしになった屋根や、くずれた壁のあとなどが、
原爆の恐ろしさを語っています。
原爆は、この建物のまうえで爆発したというのです。

となりにある資料館の中には、原爆の落ちた時刻のままとまってしまった時計やくろこげになった人の写真がならんでいました。
 あひるたちはみな、それを見てぞっとしました。
だって、この人たちのように、あひるのまる焼きにされるのは、
まっぴらごめんですもの。







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