最初の夜は、玉造温泉に泊まりました。
たまつくりという名前からして、古代の部の民のひとつ、
たまつくりべと関係がありそうです。この辺は、昔から、
勾玉やメノウの産地として有名だったそうですので、
たまつくりべも、いたにちがいありません。

聖徳太子も好んで、勾玉の首飾りを、身に着けておられたといいます。
勾玉には、魔よけの効果があるとされ、つい最近まで、
多くの日本人に永らく尊重されてきたのです。

この温泉は、とても古い歴史をもっていて、
出雲の国風土記にも紹介されています。
オオクニヌシノミコトの片腕スクナヒコナノミコトが発見したということです。
代々の松江の殿様もここのお湯が気に入り、お茶で有名なあの不昧公も、
温泉の近くにお茶屋をたてて、お湯につかりながら、お茶を飲んだということです。

あひるたちは、お宿に着くと、まずおいしいお茶をご馳走になり、
そのあと、露天風呂につかりにいきました。お湯は透きとおっていて、
さらさらとした肌合いです。是非飲んでごらんなさいと、すすめられましたので、
湧き出るお湯を手ですくって飲んでみたら、ちょっぴりだけ
しょっぱい味がしました。なんでも、おなかの具合がよくなるそうです。

夜ご飯は個室で食べました。ことしは六羽だけですし、
芸達者なフクちゃんあひるや、アンちゃんあひるたちがいませんので、
落ち着いた雰囲気の宴会となりました。

この絵は、次の日の朝スケッチしたものです。
玉湯川という小さな流れに沿って、旅館が立ち並んでいます。
最初のお湯は、この川のほとりから湧き出てきたといいます。
昔は湯の介というものがいて、お湯の配分をとりしきっていたということですが、
いまは深い穴さえ掘れば、どこからでもお湯が出てくるそうです。






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