松江は古い城下町です。昨年行った、お隣の石見にある津和野は、
山の中の静かな城下町で、ちょんまげ姿の人や、お人よしの鯉たちが
いっぱいいましたが、ここは宍道湖のほとりにあって、日本海もすぐ近くです。
裏日本の一部ですから、冬には雪も降ります。

あひるたちはさっそく、松江城を訪ねました。建ったときのままの姿で残っている、数少ないお城のひとつで、国の重要文化財になっています。

このお城を建てたのは、堀尾吉晴という殿様で、城作りの名人だったそうです。
みどころは、石垣と天守閣です。石垣は、ごぼう積みといって、
ごぼうのように細長い石を組み合わせて作られています。
外側からは、小さな石が並んでいるように見えますが、
内側にふかく埋まっているのです。とても頑丈な作りですので、
四百年近くたったいまでも、びくともしていないといいます。

天守閣のほうは、明治維新の際、取り壊される運命にあったのを、
地元の人たちが努力をして、米二百俵と引き換えに、払い下げて
もらったといいます。米二百俵とは、ずいぶんやすく見積もられたものですね。
今でも、立派な施設を二束三文で、売り払っている役所がありますから、
あながちひどい話ではないのかもしれません。

天守閣は五層の建物で、内部は六階建てになっています。
一番上まで上っていくと、四方が開けていて、東西南北どの方角でも、
眺めわたすことができます。北側には、あの有名な開智学校の、
洋風の建物がみえます。えかきあひるは、この建物が絵になることを
知っていましたので、カメラの望遠レンズで写真をとりました。

この絵は、天守閣の下にある、門の内側の広場を、描いたものです。
馬だまりといって、出陣に先立ち、馬を整列させるところです。
向こうに見えるのは井戸です。馬に水をくれるためのものでしょう。






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