大山の東側、伯耆と美作の国境に沿って、蒜山高原が広がっています。
数千年前の火山の爆発によってできた高原です。形が美しく、
気候が穏やかなので、中国地方のあちこちから、人々が訪れるといいます。
あひるたちの乗ったバスは、ここで一休みすることにしました。

バスは、お土産屋さんを兼ねた遊園地の前で、とまりました。
遊園地の入り口には、大きな水槽が置いてあって、
オオサンショウウオが寝ていました。身長が一メートル近くもある
大きなやつです。生きた化石といわれるこの生き物は、
いまでも近畿地方や中国地方の奥まった川に生息しているそうです。
でも、国の天然記念物になっている貴重な生き物が、
なぜこんなところで、寝そべっているのでしょうか。

えかきあひるはいつか、会津の桧枝岐にあるひなびた温泉に泊まったとき、
サンショウウオの干物を振る舞われたことがありました。
人間の中指ほどの大きさで、むしろトカゲやイモリを連想させたものです。
味も素っ気のないものでした。同じサンショウウオの仲間でも、
ずいぶんとちがうのだなと、えかきあひるは妙に感心しました。

えかきあひるが挨拶しても、オオサンショウウオはこたえようとしないので、
えかきあひるは、ミイさんあひると一緒に、背後の高原に出てみました。
この絵でもおわかりになるように、雄大な景色です。

原っぱには、ウサギの子どもたちが元気よく跳びまわり、
クマのやんちゃ坊主も遊んでいました。えかきあひるは、
子どもたちにポーズをとってもらい、高原をバックにして絵を描きました。
これが、そのときの絵です。どうです、あなたも一緒に、飛び跳ねたくなるでしょう。
 蒜山高原には、名物といえるほどのお土産がないようなので、ほかのあひるたちは、お土産を買う代わりに、アイスクリームを買ってなめたりしました。






[HOME]     [戻る]     [進む]