あひるの絵本
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青海島:あひるたちの日本旅行中国地方篇



山口県の北側は、日本海に面しています。
その海に、青海島という美しい島が浮かんでいます。
あひるたちは、小舟に乗って、島巡りをすることにしました。

きれいな女性のガイドさんが、水先案内をつとめてくれます。
一番前の席に座ったカトちゃんあひるは、ガイドさんの足がよくみえるので、
ずっとみとれていました。

小舟は、島に沿って、いろいろ珍しい形をした岩や、洞窟を見て回りました。
海のまん中に浮かんでいる島に、つりをしている人がいるのに、
アヒルたちは、びっくりしました。ある大きな岩の上には、カメラマンが二人いて、
岩の上から、舟の中のあひるたちを、うつしてくれました。

やがて外海に出ると、波が荒々しくなって、小舟は激しく
揺れるようになりました。そのたびにあひるたちは、空中に舞い上がりました。
波が荒々しくなるにつれて、ガイドさんの説明も荒っぽくなりました。
そして、波を怖がっているあひるをみて、面白そうに笑いました。

小舟は、観音岩というところで、引き返しました。岩は、二つあって、
男岩、女岩に分かれています。みんな、その理由がわからないでいると、
ガイドさんが、それぞれの岩の形が、男女の持ち物に似ていることを、
ずばりと説明しました。
きれいな顔からも、下品な言葉が出てくるものなのですね。

アンちゃんあひるは、このガイドさんより、バスのガイドさんの方が、
ずっとかわいらしいと思いました。

 この絵は、小舟から下りた後で,桟橋にとまっている舟を描いたものです。
桟橋にも、つりをしている人がいました。
後ろに見える島は、青海島ではありません。







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