あひるの絵本
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仙崎:あひるたちの日本旅行中国地方篇



青海島のある長門の仙崎地方は、
童謡詩人金子みすずのふるさとだったところです。
ずっと昔に、二十六歳という若さで亡くなった人ですが、
かわいらしい詩と、ほのぼのとした絵が、今でも人々の心をとらえ、
最近になって、人気の出てきた作家です。

仙崎には、金子みすずにあやかった、土産物屋や展示館がたくさんあります。
その中の、みすず館という店につれていかれました。
でも、みすず館とは名ばかりで、店の一隅に、
みすずの絵本が何冊か売られているのみです。
えかきあひるは、すこしがっかりしましたが、
記念に、みすずの絵はがきセットを買うことにしました。
アンちゃんあひるたちは、試食のかまぼこをたべて、満足しました。

外に出ると、絵にあるような風景が、広がっていました。
何でもないような風景ですが、それでも何だか、心に訴えるものがあります。
青くかすんだ山の下に、黄金色の原っぱが広がり、
田舎の家がのんびりとたっています。
まるで、夕焼けこやけの歌に出てくるような、風景だとは思いませんか。

安野光雅の絵本にも、こんな風景を描いたものが、たくさんありましたね。
えかきあひるも、早速この風景をスケッチしてみることにしました。
安野さんのように、うまく描けたかどうかは、どうぞ、きかないでください







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