あひるの絵本
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金毘羅宮:あひるたちの日本旅行四国篇



午後も大分遅くなって、讃岐の金比羅様にやってきました。
虎造師匠の浪花節に、次郎長一家の森の石松が、
刀を納めに讃岐まで旅をするのがあります。
金比羅様は、浪花節にうたわれる程、庶民に人気のあるお宮なのです

あひるたちは、麓のお茶屋の小僧さんに案内してもらって、
お宮まいりをすることにしました。
お宮にいくには、階段を七八六も上らなければなりません。
ところが、七八六はナヤムとよめて、語呂が悪いので、
わざわざ途中に下りの階段を一つ作り、
引き算の工夫をしたということです。
七八五なら、悩みではなくなりますものね。

お宮に向かってお辞儀をするころ、あたりが暗くなってきました。
あひるたちは、急いで麓へ下ることにしましたが、
イマちゃんあひるだけは、奥の院まで上っていきました。
でも、ほかのあひるが麓に着くころまでに、
イマちゃんあひるも追いついてきたのです。
きっと、鉄砲玉のような速さで走ってきたのにちがいありません。

これで、あひるたちの四国旅行は終わりになりました。
あひるたちは、高松の飛行場から飛行機に乗って、
羽田に帰っていったのです。
あひるたちを見送ってくれたガイドさんは、
あしたは休暇がとれるので、道後温泉でのんびりしますと、
いっていました。







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