あひるの絵本
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遊泳する上野動物園のカワウソ




カワウソはイタチの仲間の哺乳類で、水の中が得意です。日本カワウソは絶滅したと言われていますが、ユーラシア大陸には、まだ多数生息していることが確認されています。上野動物園では、ユーラシアカワウソが二頭元気にしていました。これは二頭ともメスのカワウソで、名前はモモとサクラと言います。2012年に、アクアマリン福島から引き取られてきました。

それにはわけがあります。彼女たちの母親チロルはもともとアクアマリン福島で暮していましたが、あの大震災のため上野動物園に避難してきました。避難生活を終えると福島に帰りましたが、その後三頭のメスを生みました。その三頭のうちの二頭が、このモモとサクラだといいます。彼女たちは、母親の縁で上野にやってきたというわけです。

上の写真は、二頭のうちの一頭を映したものですが、モモなのかサクラなのか、小生にはわかりませんでした。ただ愛嬌のある顔つきがなんともいえません。



これは先ほどの個体とは別の個体。先ほどのがモモであれば、これはサクラということになります。もしかして、これがモモで、先ほどのはサクラなのかもしれません。



これは二頭が仲良く頭を並べて泳いでいる様子。成長したメス同士は喧嘩することが多く、とくに食事時には派手な喧嘩をすることがあるといいますが、この時には喧嘩する様子はなく、とても仲良くしているように見えました。



遊泳プールの一角には、こんな塔があって、塔は長いパイプに接続しています。そのパイプは、カワウソが遊ぶためにつけられていて、カワウソはそのパイプの中を泳ぎ回っては喜んでいるようです。



これは、そのパイプの中を、仲良く遊泳する二頭の雄姿。とても喜んでいるように見えます。カワウソは、こうした狭い水路を泳ぎまわるのが好きなようです。



これは、二頭がプールの中を遊泳する様子。プールの広めの水域は、パイプの中とは違った趣があるようです。





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