あひるの絵本
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上野動物園のバク




バクは奇蹄目の一種で、ウマの仲間です。ウマよりずっと小型で、しかもずんぐりむっくりした体形が特徴です。バクには、白黒の派手な模様のマレーバクと、グレー一色の地味な色合いのアメリカバクがいます。上野動物園にいるのはアメリカバクです。東園の広場に面した、比較的目立つ場所にいるので、まず見逃すことはないと思います。

バクという名前は、中国の伝説に出てくる想像上の動物「獏」に由来しています。人の夢を食べて生きていると言われています。孤蝶の夢の伝説を生んだ国らしい、いかにも突拍子もない想像力です。

上の写真は、とりあえずバクの全身像を撮影したものですが、この日のバクは機嫌がよろしくないらしく、正面を向いてくれませんでした。そこでお尻を追いかけるようなことになってしまいました。



これは、もろにお尻を突き出されたところを写したもの。バクとしては、暑さを避けるために木陰に向かおうとして、お尻を見せただけなのかもしれません。



バクが木陰に入っていきます。偶然横向きになって、お腹のあたりを見せてくれました。



木陰におさまったところ。こうなったらしばらくはじっとしたまま、動かないと思います。折角水遊び用のプールを用意してあるので、そこで水を浴びたらいいと思うのですが、バクとしては、動き回って体力を消耗するより、木陰でじっとしているほうがよいようです。





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