あひるの絵本
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上野動物園の猛禽類:オオワシ、オオタカ、コンドル、シロフクロウ




上野動物園でもっとも種類の多い動物は鳥類です。なかでも猛禽類と水鳥が多く集められています。まず猛禽類から見ていきましょう。上の写真はオオワシの勇壮な姿を映したもの。オオワシは猛禽類の王者といってよいでしょう。カムチャツカ半島や樺太で繁殖し、冬になると北海道あたりにまで南下してくる渡り鳥です。日本で見られる猛禽類としてはもっとも大きいといわれています。

下から見上げた姿は、迫力満点です。特に大きくて鋭い嘴が見ものです。この嘴で突っつかれたら、人間でも致命傷を負うでしょう。



これは、後姿を下から見上げたもの。後ろ姿も迫力満点ですね。



オオタカはオオワシより一回り小さいですが、その分敏捷です。その敏捷さを買われて、日本ではタカ狩りのパートナーとして活躍してきました。体格はカラスと同じくらいですが、闘いにはめっぽう強く、頭のいいカラスでもオオタカにはかないません。



これは、オオタカの姿を後ろから眺めたもの。オオワシほどではありませんが、迫力を感じさせます。



コンドルは、南米のアンデス山地に生息する猛禽です。南米の原住民から神聖な鳥として崇敬されており、ボリビア、チリ、コロンビア、エクアドルの国鳥に指定されています。「コンドルは飛んでいく」という民謡は、日本でも親しまれています。あのサイモンとガーファンクルも歌っていました。



これは、コンドルの横顔を映したもの。白い襟巻のような模様が特徴です。



シロフクロウは、ツンドラ地帯に生息する猛禽ですが、日本でも北海道でたまに見られるということです。渡り鳥なので、冬には南下し、その一部が北海道にもやってくるのです。姿形から、猛禽類のイメージとは無縁に見えますが、性格はかなり攻撃的だそうです。上の写真はシロフクロウのオスです。



これはシロフクロウのメス、メスは黒の斑点模様でオスと区別できます。





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