あひるの絵本
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上野動物園のカバとコビトカバ




上野動物園には現在、カバが一頭だけいます。メスのカバで名はユイというそうです。元からいたオスのジローのお嫁さんとして上野にやってきたのですが、昨年(2022)ジローが死んでしまったため、いまでは一人ぐらしです。実は子供がいたのですが、残念なことに死んでしまったそうです。

ユイは2011年生まれですからまだそんなに年寄りとは言えませんが、こうして見ている限り、ものぐさそうな様子が年寄りじみて見えます。じっとうずくまったまま、動こうとする気配を見せません。



これはちょっと違う角度から眺めたもの。ユイは四本の脚をお腹の下に畳み込んでうずくまり、顎を地面にくっつけてリラックスした姿勢です。これが一番エネルギーを使わない姿勢なのでしょう。ずっと待ち続けても動きそうな気配が見えないので、小生はあきらめてその場を離れました。



これは、コビトカバのモミジです。ユイと違って歩き回っています。コビトカバはカバの仲間のうちもっとも原始的なもので、珍獣といわれています。名前のとおり、非常に小さなカバで、見たところ、カバの赤ちゃんと間違えそうです。



水たまりに足を入れていますが、水浴びをするつもりでしょうか。



いや、水浴びではなく、水を飲んでいます。





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