あひるの絵本 |
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嫁泣漁港:あひるたちの日本旅行中国地方篇 |
萩の町は、日本海に突き出た、指月という山を中心に広がっています。 山の上には、お城が建てられ、山の下には、町が作られました。 長州の人々は、敵が攻めてきたときには、山の上のお城にたてこもって、 背水の陣で、戦うつもりだったのでしょう。 指月山の北側には、笠山という山があります。 この夜泊まったホテルは、笠山の中腹にたっていました。 ホテルの窓からは、嫁泣という漁港がよくみわたされます。 とってものどかで、いい眺めですので、えかきあひるは、 さっそくスケッチブックをひらきました。 ここのお風呂は、昨日のものほど大きくはありませんでしたが、 庭に面していて、よい眺めです。 露天風呂へは、庭からも直接、入ることができます。 女湯の露天風呂が、庭からのぞけないようになっているのは、もちろんです。 宴会は、大いに盛り上がりました。挨拶に出てきたホテルの若旦那が、 小学校の生徒のように話すので、みんな笑ってしまいました。 宴会の後も、大きな部屋に集まって、二次会を続けました。 これまでにした旅行のことが、話題になりました。 あひるの会と名前が付いたのは、長崎に行ったときのことです。 大勢並んで、よちよち歩いているのが、あひるのようだったからです。 函館は、寒かったけれど、きれいな夜景が印象的でした。 沖縄は、そばの味が今でも舌に残っています。 九州は、湯布院でひどい目にあったけれど、もういちどいってもよいですね。 ところで、来年はどこにしよう。みんな、山陰地方の東半分がよいといいました。 |
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