あひるの絵本 |
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出雲大社:あひるたちの日本旅行山陰篇 |
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バスは飛行場を出発すると、程なくして、出雲大社にやってきました。 このお社の由来については、みなさんも説明がいらないほど、 よくご存知ですね。アマテラスオオミカミに国ゆずりをなさった、 オオクニヌシノミコトをおまつりしています。一名をダイコクさまといいますから、 小さな子どもでも知っています。 オオクニヌシノミコトは、スサノオノミコトの六代目にあたるお孫さんで、 古事記という本によれば、さまざまな冒険をなさりながら、 国づくりにはげまれたのでした。そして、この国が形をなして 繁栄するようになってから、アマテラスオオミカミの御子孫であらっしゃる ニニギノミコトにゆずられたのでしたね。 その時、アマテラスオオミカミは、オオクニヌシノミコトの功績を評価され、 老後を安らかに過ごせるようにと、このお社を建てて、 ミコトに与えられたのでした。 ですから、このお社には、気の遠くなるような歴史があるのです。 今の神主さんは、オオクニヌシノミコトの八十六代目かにあたる御子孫だそうです。 建ったのは二千六百年以上も前のことですから、 一代平均三十数年ということになりますね。 えかきあひるは、妙な感心をしました。 本殿は、広い境内の奥まったところに、こんもりとした森を背にして 立っていました。桧皮葺の大きな屋根をいただいたこのお社は、 二百五十年前に、今の形に建て替えられたといいます。 このお社に参拝するときには、二礼四拍手一礼するのですよと、 ガイドさんが教えてくれました。 あひるたちは、古びて神さびたお社にお参りしたあと、 鳥居の前のおそば屋で、割子そばをご馳走になりました。 おそばは小さな割子に少しずつ盛られていますので、 おなかをいっぱいにするためには、何杯もお替りをしなければなりません。 あひるたちは、おなかの半分をおそばで、 残りの半分をビールでいっぱいにしました。 |
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