あひるの絵本
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四万十川:あひるたちの日本旅行四国篇



あひるたちが、つぎにやってきたのは、四万十川です。
桂浜から、バスにゆられて、何時間もかかりました。
それもそのはず、四万十川は、高知県の一番西のはずれを流れいるのです。
日本でただ一つのこされている清流だそうです。
清流とは、ダムのない川のことをいうのですよと、
バスのガイドさんがおしえてくれました。

川は水が澄んでいて、底までよくみえます。
あひるたちは、屋形船にのって、川上の方までいってみることにしました。
川には、ところどころ橋がかかっていますが、どれも欄干がついていません。
ただの板をわたしただけのようなそまつな橋なのです。
これは、川が増水して、橋が水につかったとき、
水の流れに逆らって流されないように、わざと余計なものは、
つけないようにしているのだそうです。

とちゅうで、水面に鵜がいるのを、みかけました。
鵜はしばらくじっとしていましたが、やがて、すごい勢いで水中にもぐると、
魚をくわえて出てきました。そして、その魚をおいしそうに飲み込みました。
あひるたちも、鵜がうらやましくなって、みんなで川に飛び込みました。







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